「深い溝(キャズム)」は新製品の普及理論で、ジェフリー・A・ムーアが著書「キャズム」の中で提唱しています。
ユーザーが進歩的な先行市場と、規模が大きい普及市場との間には深い溝(キャズム)があり、革新的な新製品の多くはキャズムを超えることが出来ずに失敗してしまうという理論です。
トップ営業がもつノウハウは「革新的な新製品」にあたり、普及層・ボトム層まで普及することは容易ではありません。
市場においても、営業の能力においても、先行者と普及層の間には深い溝(キャズム)があり、これを越えるには普及層が受け入れやすくなるための対策が不可欠です。
トップ営業のノウハウを、平均層・ボトム層に普及させるための対策が「ツールを使う」ことです。
ツールにはパンフや提案書などのハンドツールだけでなく、イベントや診断などの仕組みも含みますが、「ツール」という橋が深い溝(キャズム)にかかることで初めてトップ営業のノウハウを普及層・ボトム層も活用できるようになり、営業全体の生産性を向上することができます。